[SHINKIBA SERIES 2023 Vol.5~]
9月15日=東京・新木場1st RING
観衆160人
【試合詳細レポート】
〈入場式〉
恒例の入場式に南月社長に加え、タッグチャンピオンチームの笹村&リコも登場。
南月 皆さんこんばんは。本日はお足元の悪い中、SEAdLINNNG新木場大会にご来場頂き、誠にありがとうございます。
今日は何とですね、珍しく中島安里紗が第1試合という事で準備が間に合わないという事でタッグチャンピオンのリトベリと大会を始めさせて頂きたいと思います。
笹村 前回大会で無事ベルト防衛しまして、なんと追放したはずの夏がチームにいるんですけど、社長どういう事なんですか。
気になってるんですけど、しっかりSEAdLINNNGのタッグチャンピオンとして勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします。
リコ 本日メインイベントで自分はSareee選手と対戦させて頂きます。初めて対戦させて頂くんですけども、相手はBEYOND THE SEA Singleチャンピオンです。
自分はタッグチャンピオンとして絶対負けられないですし、SEAdLINNNGの生え抜きとしてここで負けて終わる訳にいかないので、必ず次へ繋げたいと思っております。応援宜しくお願いします。
締めのLet's Get d!!!で大会スタート。

中島と久令愛は初対決。組み合うと久令愛がパワーで優位に立つも、中島は足を踏んで脱出。腕を取る。久令愛もすぐにやり返すが、中島が再び腕を固める。久令愛はエスケープ。
再び腕の取り合いから中島が久令愛を倒してヘッドロック。久令愛もヘッドロックでやり返し、ロープに飛ばされるとタックルで中島を倒す。
続いて「SEAdLINNNGの皆さん、お久しぶりです。いっちゃいますか」とアピールして弓矢固め。脱出した中島は丸め込みを挟んでレッグマフラー。エスケープされると背中にフットスタンプ。顔面蹴りも連発してからヘアホイップも連発。ロープ際では全体重を乗せて踏みつけていく。5分経過。
串刺し攻撃を狙うも、逆に久令愛がタックル。そしてフロントハイキックを連発。中島は倒れずに耐えた上でエルボーをお見舞い。
ロープに飛ばされた久令愛だが、今度こそフロントハイキックで倒す。中島のエルボーもかわすと、脇固めに移行。脱出した中島が顔面蹴りからフロントハイキックを狙うが、かわした久令愛がアームブリーカーからノーザンライトスープレックス。カウント2。
走り込んでの蹴りをかわした中島はフロントハイキックから膝蹴りを連発した上で更に顔面蹴り。顔面を蹴り飛ばす度に雄叫びを上げて耐えた久令愛がアンクルホールド。
だが、中島もアンクルで切り返す。更に投げっぱなしジャーマンからミサイルキック。バックに回る中島だが、久令愛はエルボーで脱出。中島がエルボーを放つと久令愛は逆水平チョップで応戦。10分経過。
打ち合いから久令愛が逆水平を連発。エルボーもガードした久令愛は再びアンクルホールドからゴリラクラッチに移行。中島にエスケープされると、久令愛は走り込んで顔面蹴りを決め、ジャーマン。カウント2。
タイガースープレックスも狙いは不発も回し蹴りを見舞い、エルボー連打。ロープに走ると中島がカウンターのフロントハイキック。更にキューティースペシャルからダイビングフットスタンプ。カウント2。
DRAGONGATEスープレックス狙いは耐えた久令愛が顔面を蹴り飛ばし、丸め込むもカウント2。
走り込んだ久令愛に中島がカウンターのエルボー。だるま式ジャーマンはカウント2。
最後はレッグクラッチスープレックスで3カウント。

ケディータの初戦はピディータとのタッグ。マラカスを手に陽気に登場。この試合はノータッチルールで行われる事に。
ケディータとVENYが先発でスピーディーな攻防。ケディータはセカンドロープからのボディーアタックからドロップキック。ピディータとシルエタが対峙。ロックアップからピディータが華麗なロープワーク。
シルエタも投げ飛ばしていくが、すぐにピディータもやり返してコルバタからドロップキック。シルエタはトラースキック。ロープに走るとケディータがカットし、連係攻撃からダブルドロップキック。
VENYに対してはダブルでフライングクロスチョップを決め、ドジのトペと見せかけてフェイントからリング内でポーズからダンス。
ケディータがシルエタに蹴りを連発し、走り込んでの蹴りを狙うが、キャッチしたケディータは膝蹴りで迎撃し、何度も投げ飛ばしてからマスクにも手をかける。
VENYも続けて投げ飛ばしてから後頭部ドロップキック。そのままフォールに入るが、認められず。
ケディータに対してボディースラムから後頭部を蹴り飛ばす。シルエタもサッカーボールキックから正面で走り込んで膝蹴り。フォールも、認められず。
シルエタはルールを把握していない模様。南月レフェリーと押し問答になる。それでもシルエタがドロップキックを決め、VENYも登場。
ダブルのフロントハイキック。更に2人でケディータをロープに乗せ、そのまま後ろに叩きつける。VENYがケディータに張り手を見舞った所で5分経過。
串刺し攻撃をかわしたケディータはアームブリーカーからミサイルキックを決め、コルバタで逆転。ピディータが登場し、ドロップキック。
シルエタがすぐにリングインするが、串刺し攻撃をかわしたピディータ。更に2人を翻弄し、まとめて串刺しドロップキック。続けてVENYにダイビングボディーアタックから1往復フォール。
VENYは張り手からマスク剥ぎ。ケディータがカット。だが、ケディータもすぐにシルエタに捕獲される。VENYのライオンサルトをかわしたピディータが前方回転エビ。更にセカンドからコルバタを決め、モンキーフリップ。1往復フォール。ケディータも1往復フォール。
カウント2となると、ピディータがミサイルキック。ケディータがコーナーを駆け上がり、場外ダイブ。ピディータトペ・スイシーダを発射。
VENYのコーナーからのムーンサルトアタックは回避される。リング上ではケディータがシルエタにクラッカー。串刺しエルボーからフェースバスターを決め、低空ドロップキックから1往復フォール。
シルエタは串刺し攻撃をかわし、膝蹴りからミサイルキック。走り込んでの低空ドロップキックもヒットし、1往復フォール。10分経過。
シルエタがケディータをジャベで捕獲もピディータがカット。するとVENYがピディータにトラースキック。ケディータは誤爆を誘い、VENYに変型バッククラッカー。シルエタはケディータに首固め。
そこから丸め込みの応酬。VENYの蹴りはケディータが回避。誤爆の形となり、背後に蹴りを食らったシルエタに対してすぐにケディータがラ・マヒストラルで3カウント。
試合後も納得のいかないVENY組はピディータ組や南月レフェリーに八つ当たり。

出禁から一転、継続参戦の決まった夏が登場。自らの手で追放したはずの笹村だが、今夜はトリオを結成。水波と笹村のみ握手。先発は笹村と神姫楽。
笹村がヘッドロックからフライングメイヤー、スリーパー。神姫楽もすぐに脱出。夏はコーナーから下品な言葉の数々で檄を飛ばす。神姫楽が足を極めようとするが、笹村も切り返してアンクルホールド。神姫楽はすぐにエスケープ。笹村が神姫楽を投げ飛ばしてドロップキック。笹村は迷いながら夏にタッチ。
夏は神姫楽にフロントハイキック。顔面蹴りも連発。コーナーに追い詰めると挑発から股間を押し当てる。更にブロンコ狙いも、神姫楽は回避してエルボー連打。腕を取っての投げ3連発からストンピングも連発。
水波が登場。ロープに振って夏に連続タックルからスリーパーを挟んでギロチンドロップ。5分経過。
コーナーに夏を追い詰めた水波は逆水平を連発。真琴が登場。水波が夏を羽交い締めにして、真琴もチョップ連打。溜めを作ってから水波と真琴が前後で同時のチョップも決める。
真琴は更にカカト落としからダブルニードロップ。神姫楽は夏にタックル連打。串刺しラリアットから変型パロスペシャルも決める。丸め込みを耐えるとそのまま神姫楽の顔面に股間を押しつける形でフォール。
タッチを狙う夏だが、「ちゃんとやり返せ」等と松本&笹村はタッチを拒否。夏はムチ攻撃でカット。
ようやく松本が登場。神姫楽にラリアットを放ち、水波&真琴にはまとめてボディーアタック。神姫楽は松本にエルボー連打。ロープに飛ばされた松本はタックル。フォールを挟んで顔面蹴りを連発し、張り手も見舞う。
ダウンしながらもすぐに起き上がった神姫楽はエルボー連打からドロップキック。10分経過。
神姫楽が串刺し狙いも、松本はキックで迎撃。逆に串刺しラリアットを放った松本だったが、神姫楽もタックル。
水波が登場。松本にラリアットを放つ。続いてラリアットの相討ちから水波が裏投げを狙うが、耐えた松本がコンプリートショット。笹村は低空ドロップキックから顔面蹴り。足をキャッチした水波はエルボー。笹村もエルボーからフライングメイヤー、ドロップキック。夏をカニ挟みで水波に倒し、2人まとめてフットスタンプ。松本は笹村を背負って水波にダブルニードロップ。カウント2。
水波はヘッドバットから逆水平、ローリングエルボー。笹村もエルボーで応戦。STOの打ち合いから水波がラリアット。カウント2。
真琴とタッチ。真琴は二段蹴りから膝蹴り、ダブルアームスープレックス。カウント2。
笹村はカサドーラフットスタンプ。両腕を持っての顔面蹴りから松本とのタッチを狙うが、夏が強引に登場。
真琴にランニングネックブリーカーから走り込んで顔面蹴り。夏は松本を呼び込んでダブルブレーンバスター。更に松本のホイップで夏が串刺し攻撃。松本も串刺しを決める。
そこからなぜか真琴に加えて松本もコーナーに追い詰めた夏がブロンコ狙い。15分経過。
ブロンコが見事に完成し、夏が松本を排除。真琴をスープレックスで叩きつける夏。カウント2。
水波が登場し、夏にラリアット。神姫楽のセントーンから真琴は側転ダブルニー。カウント2。
顔面蹴りもカウント2。
笹村は真琴に対して強引にブロンコを決めさせると、笹村に続いて松本も加勢。真琴は松本&笹村にスピアを決め、夏に対して走り込むも、夏が首固めで切り返して逆転勝利。
夏 SEAdLINNNG追放解除1発目のSEAdLINNNG、待っていたのは夏すみれだろうが!
なんかさ、3対3って聞いてたけど、なんか足多くない? それがなに? SEAdLINNNG、バチバチな女子プロレスのやり方ですか。
そうやって味方でも関係無く、ヘラヘラ来やがって、バカヤロー。さっさと帰れ、ボケ。なに? マイク渡しません! お出口はあちらです。
そんな事より、今でも覚えてるんです。真琴のぬくもり。ブロンコバスターされる側ってああいう気持ちなんだぁ。真琴さん、真琴、あなた本当に今のこのSEAdLINNNGの闘い方に満足してます?
私は今日こうしてSEAdLINNNG、上がったからにはこのSEAdLINNNGを新たな改革としてぬるぬるな女子プロレス、ヌードリングとして新たな女子プロレス、まあガヤがうるさいですけど、真琴さん、すぐにとは言いません。ゆっくり考えてもらって結構です。私と一緒にやりませんか、ヌードリングで。
いいお返事お待ちしております。ありがとうございました。

シングル王者のSareeeが登場。リコと初対戦。握手でスタート。
ロックアップでお互いに押し合い。リコがロープ際にSareeeを押し込んでエルボー連打。ロープワークからドロップキックも決める。
ボディーアタックからフォールをすぐに脱出したSareeeがドロップキック。だが、リコもすぐにドロップキックを決め、膝蹴り連打。
Sareeeはエルボーから丸め込みを挟んで鎌固め。続いてリコをロープにホイップしてドロップキック。ボディースラムからフォールを挟み、逆エビ固め。足を交差させると更に絞り上げるSareee。
髪を引っ張って脱出を試みたリコだが、これに対してSareeeは逆に髪を引っ張りながらキャメルクラッチ。リコは指を噛んで脱出。
だが、Sareeeは腰へのフットスタンプ。「そんなもんか」と挑発しながらSareeeが蹴りを叩き込む。リコはエルボー連打からロープにホイップしてドロップキック。更に低空ドロップキックを連発。ブレーンバスター狙いは耐えるSareee。5分経過。
ならばとリコはスイングネックブリーカー。カウント2で返したSareeeはヘアホイップからコーナーに押し込んで踏みつけていく。
コーナーに振られたリコだが、コーナーを駆け上がってミサイルキック。続けてドロップキックも連発。エルボーの打ち合いもSareeeが優勢。「気持ちだろ、来いよ」と挑発。
更に打ち合いは続くもリコが劣勢。立ちはだかるSareeeのエルボーで遂にはリコがダウン。強引に起こし、串刺し狙いも、コーナーを駆け上がったリコがボディーアタック。続いてミサイルキックも決めると、ノーザンライトスープレックス。カウント2。
イグチボム狙いはSareeeが脱出。バックを奪うが、Sareeeはカサドーラフットスタンプ。セカンドからフットスタンプも投下。カウント2。
Sareeeがコーナーに上がると、リコが起き上がってコーナーを駆け上がり、そのままSareeeを投げ飛ばす。10分経過。
リコがエルボー連打もSareeeは両手を広げて受けて立った上で強烈なエルボー。「気持ちで来いや、リコ!」と挑発。リコもエルボーを打ち返し、更にラリーは続く。
ようやくリコのエルボーにも気迫が籠もるが、Sareeeはやはり仁王立ち。フラフラになりながらも起き上がってエルボーを連打するリコだが、自ら崩れ落ちる。
それでもSareeeはエルボー連打を受けて立った上で強烈な一撃から踏みつけフォール。カウント2となると、蹴りを連発して顔面踏みつけ。ロープに走ったSareeeにリコがドロップキック。Sareeeも同じようにドロップキック。顔面にも低空ドロップキックを放つ。
起き上がれないリコに「終わりか、コイツ」とSareee。エルボーを放つとリコが張り手。だが、Sareeeも更に強烈な張り手。
起き上がれないリコに蹴りを入れたSareeeはフィニッシュ宣言から裏投げで3カウント。
Sareee おいリコ。もうちょっと出来ると思ってたよ。残念だわ、本当に。本当にお前悔しいのか? それ悔し涙か?
リコ 悔しいに決まってるだろうが!
Sareee だったらもっとできるだろ。なんだよ、今日の結果は。お前だろ、このベルト取りに来なきゃいけないのは、分かってんのか?
もっともっと強くなれ。私はお前がこのベルト取りに来るの待っててやるよ。
(突然、ラ・ピディータ&カ・ケディータが登場)
笹村&リコに対してケディータがマイクを持ち、スペイン語でタッグ王座への挑戦をアピール。
困惑する笹村は「わかりました。タッグタイトルに挑戦したいでオッケー? じゃあいいですか? どうですか? オッケー。じゃあ10月10日、新宿FACE大会でラ・ピディータとカ・ケディータの挑戦、南月社長いいですか」
南月代表もゴーサインを出す。
笹村は「タイトルマッチやってやるけど、この空気、お前ら一生許さねぇからな」と言ってマイクを置き、再びSareeeがマイクを持つ
Sareee マイクこの雰囲気で置いてかれても困るんですけど、私がSEAdLINNNGのチャンピオンなので、しっかり締めたいと思います。
10月10日、新宿FACEでタイトルマッチ、タッグの決まったみたいですね。私、どうしようかな、カード。
なんかこのベルトにさ、挑戦してくるような人もなかなかいない感じだし。と言っても、タッグパートナー私、いないし。え、何、見てんの、クソ悪魔。
中島 全然見てなかったから。
Sareee めちゃ見てた。タッグパートナーいないんだけどって言ったら、めっちゃ今見てきた、やだやだ。
南月社長 見てたね、確かに。あ、いいじゃん、いいじゃん。
Sareee やだやだやだ。
南月社長 Sareeeと中島安里紗のタッグ、いいんじゃない? どうですか?
前回決着もついてますし、太陽神と悪魔。ちょっと(リングに)上がってみて。隣に並んで見て。見た感じで判断するから。
いいじゃんいいじゃん。おぉ、最強タッグ、ちょっと試しに組んでみなよ、一回。うまくいくかもしれないし。
Sareee やだな。クソ悪魔とは嫌だ。
南月社長 10月10日、新宿FACE、2人のタッグどうでしょう? ほら、見たいって、みんな。
Sareee お客さんが見たいんだったらやるしかないんじゃないのかな、どうですか?
じゃあ最初で最後になるかもしれない悪魔vs太陽神…いや、ごめんなさいごめんなさい(苦笑)。クソ悪魔&天使・太陽神でタッグ組みましょう。
(握手をかわしたあと)南月さん、この2人を組ませたからには相手になる強い奴連れてきてくださいよ。今日みたいなへなちょこだけは勘弁してくださいね。
へなちょこだろ、もっと鍛え直せよ。お前の弟子だろ、しっかりしろ。
最後はSareeeと中島が締め。SareeeがLet's Get S!!!、中島はLet's Get d!!!で締め。